言葉の展覧会52  ネパールの子どもたち

ひまらやのとうめいなみずうみのように
すんできらめくひとみ
いっぽんのえんぴつをだいじにだいじにもって
そこぬけにあかるい
まっしろなははじゅんすいそのもの
そのえがおはせかいじゅうのひとたちをしあわせにする
いまもこんなこどもたちがいるんだ
あのすうじゅうねんまえのぼくたちが

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昨夜ぼくは、爽やかでとても真摯な学生さんに岸本さんの部屋で出会った。立命館大学の学生さんイワナガさんとカヤノさんの二人である。伊丹在住の彼らは幼友達だそうだ。とても仲がいい親友同士。二人とも写真サークルに入っていると言う。「ぼくら、少しでもいいから岸本さんの手助けをしたいと思ったので・・・」


ぼくら4人はネパールの子らにおもいをはせて、うどんを食べながら頭をひねった。岸本さんがネパールでつくった学校の運営費の調達のことである。
「二百万円あれば、160人のネパールの子どもたちが1年間、学校で学べる。その資金をどうしたら・・・・」
「百万くらいはワシが出せるんやけど、あとの百万は募金に頼るしか・・・」と岸本さん。
「『きしもと学舎の会』があって支援を呼びかけているんやけど」
「ほとんど知られてないと思います」
「知らない人が多いので、まずインターネット等で知らせることから・・・」
4人がインターネットで、「ネパール」や「ネパールの子どもたちに学校を」等で検索したが、『きしもと学舎の会』は全く出てこなかった。
「こりゃあかん」
「とりあえずぼくら独自のホームページをつくり、インターネットで人々に知らせ、呼びかけたりリンクしたりしましょう」ということになった。つくるのは、カヤノさんとイワナガさん。
いいのができるのを期待していますよ、カヤノさん、イワナガさん。

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とりあえず、これ↓が『きしもと学舎の会』。
http://homepage2.nifty.com/k_gakusya/
宝塚在住の車椅子の詩人・岸本康弘が5年前
貧しいゆえに学校に行けないネパールの子どもたちのために
ヒマラヤの山なみが美しいポカラの地にネパール岸本学舎をつくりました。
160名の子どもたちが遠いところからも元気に毎日通っています。
授業料も、給食も無料。すべて岸本個人と
それを支える仲間たちの支援で運営しています。
きしもと学舎の会は、
岸本康弘を支え、この学校を支えるため支援の輪を広げる活動を行っています。