そぼ降る冬の雨 わたしはぼうっと 窓の向こうの空をながめている かすかにきこえる 若者の絶叫 あれはとおいとおい 欲望の砕ける音 小鳥の声とともに 灰色の空に消える 哀しみの飛沫 いつの世も 窓辺にぶら下がっている 干し柿を今日もひとつ食べた いまいる…
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