『春風』 No.3477

ついさっき生まれた風やわらかく
山笑うて ふかいしじまのなかへ

 

下手な生き方のものに春の風
ふいて 少しずつ濃くなりゆき
いつしか青空にとけこんで

 

風さわり
春とろける