『ぼくって何だろう』 * No.2986

一昨日、ハマサキさんはぼくのことを「ホトケ」だと言った。昨日、ジュンコさんは「ヌエ」だとか「ふにゃふにゃ」だと不思議がった。今日、ケイさんは「多忙人間」だと驚嘆した。
ある友人は「芸術家や!」と皮肉る。
またある友人は「詩人や」と浮き世離れした人のようにおちょくる。
ポストカードをあげた人は、「絵かきさん」と尊敬してくれる。
ある近所の人は「ユルユルやなあ」、「面白い人や」とおもしろがる。
ある同僚は「マルチ人間」だと言う。
同級生は「おまえ、ええやっちゃな」と言ってくれる。その親友は「ずっと親友や」と誓ってくれる。
そんな親友が両手の指程いる
ぼくのもとには人は寄ってくるようだ
この頃田舎のぼくの家には、入れ代わり立ち代わりして、人が訪れて来てくれる
ある人は「わからなくなりました」と呟き嘆く。
ぼく自身、まだ自分というのがはっきり見えて来ない。でも、これだけは言えることは、好奇心旺盛で夢多き、アートの大好きな平々凡々たる貧しき老人だと。まあこういうたぐいも日々更新中である。













             農舞台(宝塚市長谷)